マッサージに対する恐怖

疲れている時にはマッサージを受けるのが最適だと言われるのだが、どうもマッサージに抵抗があって中々行けずにいる。それもこれも、ベトナム旅行の際に受けた初マッサージの思い出のせいだ。

3年前、かつて同僚だった友人が住んでいるベトナムに旅行に行った。その時、彼がマッサージにはまっているというので一緒に受けることにした。その時は抵抗は感じておらず、むしろ楽しみだった。

ところがだ、案内されたマッサージ店では裸にされ、紙なのか布なのか分からない当てものを渡されてそれで体を隠すというスタイルにまずは驚愕。恥ずかしい思いから躊躇するも、マッサージ師さんは「ダイジョウブダカラ!」というようなジェスチャーで私を手招き。

恥ずかしいのを我慢して受けたマッサージはというと、これまた大層なものでした。あまり詳しくは話せませんが、際どいところまで揉まれたうえ、とにかく痛かった。こっていたから痛いというらしいのだが、かなり無理があったようにいまだに思える。ちなみに友人も「さすがにあの店は選択をミスった」と苦笑いしていた。彼もはじめてのマッサージ店だった。

まぁ、面白い土産話になったから良かったといえば良かったのだが、その一件があってからというもの、マッサージに行くと何をやらされるか分からないという恐怖が常に頭をよぎってしまうのだ。

小どもの頃の一番怖かった出来事

周りに霊感があるという人はいるだろうか? 僕には小学、中学と仲がよかった友人に霊が見えるというやつがいた。ふざけた性格できかん坊なやつだったが、霊の話となると真剣な顔になる。だから「本当なんだ……」と信じる子は多かった。僕もかなり信じていた。

小学5年生の時だ。夏休みの子ども集会でお寺を使って肝試しをした。しかしそれは子供だましのお遊びなので怖くもなんとも無かった。彼はよく言っていた。「お寺は意外と幽霊ふざけてこないよ」
と。そこで彼は、「本当に怖いところに連れて行ってあげようか?」とも言い出した。

後日、彼と僕、その他数名の友だちで地元の不気味な廃墟に行った。高い煙突がそびえる工場跡で、ウワサによると経営者が奇怪なトラブルに巻き込まれてつぶれてしまったのだとか。あまり良い印象ではないので、これまで僕らは近づかないような場所だった。

薄暗くなりはじめた夕方、彼と一緒に僕らは廃墟の中に入った。ところがだ、途中で彼は立ち止まった。そして言った。

「ごめん。ここ危なすぎる。帰ろう……」

顔面真っ青にして言った友人に誰も反論はせず、素直に引き返した。

これと言って恐怖現象が起きたわけではなかったが、小どもの頃の思い出では一番怖かった出来事だった。

庶民の食の好み

最高に美味しい! と感じるのは、意外とどんな高級料理よりも庶民的な質素な食べ物だったりはしないだろうか? もしそうでなければ、あなたはさぞ子どもの頃からリッチだったんでしょうね(笑)。

小学生の頃、学校の卒業文集に「大好物は何?」という質問の欄があり、僕は正直に「塩おにぎり」と答えた。それを見た親に言われてしまった。「うちが貧乏だと思われるだろうに!」と(笑)。

確かに貧乏ではあったのだが、毎日米しか食べられないほどの本気の貧乏ではなかった(苦笑)。手の込んだ料理だって作ってくれたし、外食もたまには行った。でも色々考えてみても、一番の大好物は炊き立てのご飯をにぎって塩を軽く振っただけのおにぎりだったのだ。

今は独身一人暮らしということでお金に余裕がかなりある。食は一定水準より少しは豪華だと思う。それでもやっぱり究極はいまだに塩おにぎりだ。それが最後の晩餐でも構わない。

外食だけに絞って考えてみてもそうだ。「美味しいお店は?」と訪ねられると、たいした量も無いくせに数千円や数万円というお洒落なお店をあげる人がいるが、僕は吉野家と答える。あれだけ安くてお腹一杯にもなれて、それでいて美味しい牛丼。高級料理より圧倒的に大好きだ。庶民ってそんなもんさ(笑)。